遺産分割にあたって、相続人の範囲、遺産の範囲、遺言の有効・無効などが争いになるケースがあります。
これらの問題は、遺産分割の前提問題として、遺産分割に先立って解決しなければなりません。
遺産分割の前提問題について、話し合いがまとまらない場合には、調停や訴訟(裁判)によって解決を図る必要があります。
また、すでに行われた遺産分割協議の存否・効力に争いがある場合にも、同様に遺産分割の前提問題として解決したうえで、遺産分割協議の不存在・無効が確認されれば、改めて遺産分割の手続に臨むこととなります。

しかし、遺産分割の前提問題を解決するための手続は非常に複雑で専門性が高く、法律の専門家でない方がご自身で対応することには大きな困難が伴います。
上記のような遺産分割の前提問題に争いがある場合や、遺産分割協議の存否・効力に争いがある場合には、まずは法律の専門家である弁護士にご相談いただくのがよいでしょう。

遺産分割の前提問題に関する争いについてはこちらもご覧下さい

●遺産分割の前提問題に関する争いについて
●相続人の範囲に関する争い
●遺産の範囲に関する争い
●遺言の効力に関する争い
●遺産分割協議の存否・効力に関する争い