1 背景

複数の金融業者からの借金を抱えて亡くなった被相続人の妻および子から、相続放棄の手続に関してご相談いただきました。当事務所の弁護士が、相続放棄の手続を行うためには戸籍謄本類の収集をする必要があることや、信用情報機関に借入情報の照会をして金融業者に相続放棄を行う旨の通知を発することで、相続人らへの請求が行われないようにする手順などをご説明させていただいたところ、戸籍謄本類の収集、金融業者への窓口対応を含む相続放棄の手続をご依頼いただくこととなりました。

2 当事務所の活動と結果

当事務所の弁護士は、ご依頼いただいたあと、速やかに戸籍謄本類の収集に着手しました。また、当事務所の弁護士は、郵便物や信用情報機関への照会から明らかになった金融業者に対し、相続人らが相続放棄を行う旨および今後は当事務所の弁護士が対応窓口となる旨を記載した通知書を送付しました。

その上で、当事務所の弁護士は、金融業者の窓口対応と並行して、被相続人の妻および子、親、兄弟と相続人全員の相続放棄の申述書を裁判所に順次提出し、相続放棄の手続を完了させました。そして、当事務所の弁護士は、裁判所から発行された相続人全員の相続放棄申述受理通知書の写しを金融業者に送付し、相続人らへの請求が行われないように対応をさせていただきました。

3 所感

金融業者からの借入を抱えて亡くなった被相続人の相続放棄においては、戸籍謄本類の収集や相続放棄申述書の作成・提出のほか、金融業者への対応も必要となってきます。金融業者からは、クレジットカード類の解約手続や戸籍謄本類の提出などを求められたり、様々な郵便物が送付されてきたりして、対応に苦慮されることも多いと思われます。そんなときは、弁護士に金融業者への窓口対応を含めて相続放棄の手続をご依頼いただくことで、安心して手続を進めていくことが可能となります。相続放棄のことでお悩みの方は、専門家である弁護士にまずはご相談いただくことをお勧めいたします。

解決事例の一部をご紹介させて頂きます

 

No 解決事例
1 1か月とかからずに、不動産を単独取得する内容での遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
2 預貯金約1200万円を全額取得する内容での遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
3 相手方の当初要求額から800万円減額した内容での遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
4 被相続人の預金を使い込んだ相続人から、600万円を取り戻した事案(預金の使い込み)
5 相続人でない親族のもとに残された遺産について、相続人への引渡しを仲介した事案(その他)
6 個人から複数の借入をしていた形跡のある被相続人について、相続人らが相続放棄をした事案(相続放棄)
7 連絡が取りづらく、遺産分割に協力的でない相手方との間で、被相続人の死亡から6年間塩漬けだった遺産分割を1回の調停期日で成立させた事案(遺産分割調停)
8 相続人同士の関係が険悪となった中で、遺産分割調停によって約1340万円の遺産を獲得した事案(遺産分割調停)
9 相続人同士の関係が悪く、祭祀財産の承継などをめぐって紛争が生じていたところ、調停を起こして墓や仏壇の帰属・取扱いに関する合意を成立させた事案(祭祀財産承継者指定調停)
10 遺産分割協議によって、約1180万円の遺産を獲得した事案(遺産分割協議)
11 約4100万円の遺産を獲得する内容の遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
12 2年ほど進んでいなかった遺産分割の問題を解決し、ご依頼から1か月ほどで、不動産を単独取得する内容での遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
13 約948万円の遺産を取り戻す内容の遺留分減殺請求調停を成立させた事案(遺留分減殺請求調停)
14 相続手続中、被相続人に前妻との間の子がいることが判明したケースで、ご依頼から1か月ほどで、約1650万円の遺産を確保する内容の遺産分割協議を成立させた事案(遺産分割協議)
15 再転相続が発生した複数の相続人について、相続放棄をした事案(相続放棄)
16 被相続人の生前の財産管理を行っていた相続人が遺産分割を拒否していた状況で、遺産分割調停を申し立て、約450万円の金銭を獲得した事案(遺産分割調停)
17 亡くなってから2年以上経過した後に、多額の負債が発覚した被相続人について、相続人が相続放棄をした事案(相続放棄)
18 複数の金融業者からの借入があった被相続人について、相続人らが相続放棄をした事案(相続放棄)