1 背景

40代の女性から、同居していた兄(被相続人)が死亡したところ、被相続人の元妻(被相続人の子どもの親権者)から、自宅に残された遺産の引渡しを求められており、早々に引き渡したいと思っているが、やり取りに精神的負担を感じているとのことで、ご相談いただきました。

そして、当事務所の弁護士が間に入って遺産の引渡しを行うことで、やり取りの負担がなくなり、スムーズに引渡しを完了させられると思われることを説明し、ご依頼いただくことになりました。

2 当事務所の活動と結果

引き渡すべき遺産は、預金通帳、携帯電話、時計、書類、自動車、バイクなどの動産類でした。
当事務所の弁護士は、すぐに被相続人の元妻に連絡を取り、遺産のリストを送付して、早期の引き取りを求めました。

そして、引渡しの日程を決めて、当事務所にて、預金通帳、携帯電話、時計、書類といった小さな物品を引き渡し、それと引き換えに当事務所が用意した受領証への署名・押印を取り付けました。
自動車、バイクの引渡しは、当事務所にて鍵を引き渡して、それと引き換えに当事務所が用意した受領証に署名・押印してもらい、さらに保管場所である依頼者宅からの引き上げ日を定めて、撤去していただく方法を取りました。

こうして、遺産の引渡しをすべて完了しました。

3 所感

相続の際は、遺産分割や遺留分といった典型的な問題だけではなく、本件のような様々なお困りごとが発生するものです。
そんなときでも、お気軽に当事務所にご相談いただければと存じます。

4 お客様の声

家族の病気等もかさなり同時には私一人ではできませんでした。
本当にたすかりました。ありがとうございました。
解決事例5
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